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- コラム
原工務店ではお客様に呼吸をする素材、特に無垢の木や漆喰をお勧めしています。
呼吸をする素材は当然ですが調湿性能をもっていて、快適(適切)な(人にも建物にも)状態を保つ応援をしてくれます。
単純に湿度が高いときは湿気を吸い、逆に湿度が低いときには湿気を吐き湿度を調整してくれるのです。
さらに、無垢の木にはリラックス効果や木の種類によっては防虫、消臭、殺菌効果なども持っています。
漆喰は消臭、抗菌、耐火、防汚、吸着といった効果を持っています。
今回は様々な効果を持つ無垢の木と漆喰の調湿効果にクローズアップして、
一般的な住まいに使われているカラーフロアー(合板(べニア)板に木目が印刷された樹脂シートが貼ってある床)に比べて、どのような差が出るかを実験してみました。
結果の想像はついているのですが、どのくらい差が出るか私たちもドキドキして実験スタートです。
無垢の木の床と漆喰の壁・天井 VS 合板板の床とビニールクロスの壁・天井
ガラスの水槽を用意してその中にはコップ一杯の水(これが湿気を発生させます。)。
そして大手パンメーカーの食パン(普通にスーパーなどで売ってある食パンです。)、
防腐材や防カビ材などの添加物を一切含まず作られているパン屋さんの食パン(無添加であることをうたってある商品です。)。
さらに今回は〇〇〇〇パンの〇〇パックを1/4切れ入れて実験開始です。
湿度環境の差が食品にどのように変化の差を見せるのか?
同じ環境下でも使用されている材料によってどんな差が出るのか?
1日目
水槽の左側奥が大手パンメーカーの食パンで手前に○○パックの1/4切れです。
右側の少し茶色のパンが無添加の食パンです。
一日目ですから水の量も同じです。見えにくいので水槽内の温度と湿度を書いておきますね。
緑の「原工務店」と書いてあるほうが温度・湿度:23.6℃・78%で、黄色の「新建材の家」と書いてあるほうが温度・湿度:23.5℃・84%です。
予想通り無垢の木の床と漆喰の水槽の方が湿度が低いです。
2日目
「原工務店」23.8℃・80%、「新建材の家」23.6℃・89%と湿度の差が大きくなってきました。
5日目
「原工務店」22.1℃・77%、「新建材の家」20.9℃・87%。湿度の差は相変わらず10%ほどありますがパンたちにはまだ変化が見られません。ただ「原工務店」のコップの水が少し減ってきています。
8日目
「新建材の家」の無添加食パンに黒カビを発見!白カビもいますね。
こんな感じです。
10日目
「新建材の家」の方の大手メーカーの食パンにも黒カビが発生してきました。
また、「原工務店」側の無添加食パンにもカビが生えてきました。
湿度の差がこの日は7%でしたがコップの水の差がハッキリと分かりだしました。
15日目
「新建材の家」の方は大分ひどい事になってきました。大手メーカーの食パンの方もかなりカビてきています。また、「原工務店」の方の大手メーカーの食パンにはまだカビは見つかっていません。
「新建材の家」の方。○○パックは強い!なぜカビない?薬品ってすごい!
16日目(最終日)
「新建材の家」のパン達
「原工務店」のパン達
最終日。結果としては「新建材の家」の方は無添加食パンはカビがすごいことに。
大手メーカーの食パンにもかなりカビが生えました。○○パックにはカビは発生しませんでした。
実は今回一番想定外だったのがこれでした。季節が冬時期なので夏の実験に比べるとカビが発生するのが遅かったのですが変化なしとは驚きです。
どれだけ防腐剤と防カビ材が入っているのかびっくりです。本当に食べて大丈夫なのか?って思ってしまいました。
「原工務店」の方は無添加の食パンにはカビが生えましたが、それ以外のパンにはカビが発生しませんでした。
今回は実験中80%前後の無垢の木の床と漆喰の壁・天井 VS 80%台後半の合板床とビニールクロスの壁・天井でしたが結果としてはご覧の通り大きく差が出ました。
どちらの空間が健康的でどのような食べ物がより健康的なのは一目瞭然ですね。
カビは湿度70%を超えると発生しやすくなります。
ご自宅でも湿度が70%を超えている場合色々な所にカビが発生しやすくなりますので、
こまめに室内の湿度系などをチェックして超えている場合は換気や除湿をされることをお勧めします。
ご存じとは思いますが、調湿され適正な湿度であれば同じ気温(室温)でも体感温度もよくなり当然心地よさが上がります。
ですから、漆喰や無垢の木で作った空間でお過ごしお客様からは以前の住まいに比べてエアコンなどを使わなくても過ごしやすくなったとよくおっしゃっていただきます。
ただし、呼吸する素材たちにも許容量というものはありますから無限に調湿をしてくれる訳ではありませんし、
それ以外の要因(立地や間取り、不適切なライフスタイル)でカビ発生を誘発させる可能性がありますので、
普段から湿度計を置いて湿度管理をされることをお勧めします。